未だに飲酒運転と煽り運転が無くならないのは、運送事業に就く者として怒りを覚えます。
感情を持つ人間ですから怒る時もありますし、お酒を飲みたい欲求もあるでしょう。
でもそうじゃない!
どんなに気を付けていても事故は起こってしまいます。
だから運転する人は日常から注意し、自分を律しているはずなのですが…
職業ドライバーじゃなくてもしっかり意識して運転されている人は多いはず。
そんな人の中に「怖い思いをしたくない」「煽り運転に遭遇したくない」「トラブルは御免だ」という理由で、追い越し車線を走れなかったり萎縮してしまう人がいるのは悲しい事です。
今回は追い越し車線を走るタイミングや煽り運転に遭わない予防策のお話しです。
「これで間違いない」とか「もう大丈夫」という事ではないのでご承知おき下さい。

トラブルになりにくい追い越しは?
トラブルになりにくい追い越しとはどういった時なのでしょう?
その前に追い越しと追い抜きの違いにについて確認します。
追い越しと追い抜きの違い。追い越し禁止の標識・場所|チューリッヒ (zurich.co.jp)
ザックリですが、車線が無い道路で前を走る車両を抜くのが追い抜き。車線変更可能な場所で抜くのが追い越しです。
知っている人が殆どだと思いますが、そんな中でも共通のトラブルにならないポイントがあります。
- 前方を走る車両に接近し過ぎない
- ウィンカーを早めに出す
- 追い越す車両の動きに注意する
- 追い越した車両の前に入る時は、後方車両の車間距離を多めにする
- ゆっくり追い越す
どれも教習場で勉強した内容で、実践されている人が殆どでしょう。ですが実践出来ないとトラブルの原因でもありますが、事故の原因にもなりかねない事ません。
① 前方を走る車両に接近し過ぎない
接近し過ぎると視野も狭くなるしコントロールも難しくなります。全体の流れを把握し早めの車線変更が周りも自分もストレスなく走行できる方法の1つです。
② ウィンカーを早めに出す
ウィンカーを出す意味は「周囲に自分の行動を知らせる事」です。遅くて困る事はあっても早過ぎて困る事はありません。
③ 追い越す車両の動きに注意する
追い越す車両が自分の動きを認知しているとは限りません。その前提があると事故防止や感情の安定に繋がります。
④ 追い越した車両の前に入る時は、後方車両の車間距離を多めにする
自分を追い越した車がすぐ前に入ってきた場合、あなたはどう思いますか?挑発行為と受け取ってしまうかもしれませんね。追い越した車両の前に入る時は、出来るだけ車間距離をとってから入るとトラブルになりにくいでしょう。
⑤ ゆっくり追い越す
不必要なスピードで追い越すと取り締まりの対象にもなりかねません。意識の中で「追い越す車両より少し早いスピード」で追い越す位が丁度良いと思います。
高速道路と一般道では異なるケースもありますが基本的には同じです。「常にこんなに上手く行かないよ」と思うかもしれませんが、こう言った事がスムーズに当たり前のように出来る人が本当の意味で【運転の上手い人】だと思ってます。
個人的には無理して追い越し車線を走行するのではなく、条件が整っている時や必要な時に走行する意識の方が、自分にも周りにもストレスやトラブルが少ないのではないでしょうか。
煽るドライバーの心理
日常で車を運転する人は「無理矢理入られた」とか「こんな場所に停めるなよ」などのプチストレスを溜めている人は多いと思います。
しかし、そういったストレスが煽り運転に直結してしまうのでしょうか?
個人的にはそういうストレスは単なるスイッチだと考えます。
経験則で感じる事ですが、嫌がらせの行動に出てしまうのは下記のような考えの人だと思ってます。
- 早く目的地に着きたい
- 自分に酔っている
- 自分の理屈が正しいと思っている
- 快感を得ている
どれも身勝手な事ばかりですが、残念ながらこういったドライバーは一定数いるのが現実で、自分の身は自分で守るしかないのです。
危険なドライバーを避けるしかない出来ない事が、何だか腑に落ちないって人にお薦めの方法があります。
「あの人、トイレがもう限界なんだ」と思って下さい。
想像力が豊かなあなたなら、むしろイライラより微笑ましく感じます。
プロドライバーの防御策
では職業ドライバーはどんな所に注目して自己防衛しているのでしょうか?
日頃から警戒している【危ない車】を2パターンを紹介します。
携帯電話使用・居眠り運転の特徴
①信号待ちや渋滞のリスタートがかなり遅い
②信号待ちや渋滞の止まり方が不自然&ブレーキのタイミングが早過ぎる
③走行中の車線からジリジリと左右に寄ってくる
④不自然に車間距離が開いていく
煽り運転気質の特徴
①ひたすら追い越し車線を少ない車間距離で走る
②僅かな車間距離でも無理やり入る
③渋滞や混雑している時、捲って(まくって)入れるなら必ず捲る
④でも自分の前には入れない
⑤車線を頻繁に変え、少しでも前に出ようとする
この他にも危険を感じる車を見かけた人もいるのではないでしょうか?感じた人はかなり危機察知能力が高いと思います。
こういった危険からどうやって自分を守るか?
それは絶対に近寄らない事です。
「そんな分かっているよ~」と思う人も多いでしょう。
そこで大事なのはいかに早く危険を察知出来るか?です。
上記で挙げたのはほんの一例ですが、この2パターンは最近本当によく見かけます。
いかに早く「ちょっと普通じゃない」を見つけられるかがポイント。
公道を走る機会が多いと自然に危険察知能力も身に付くのですが、経験や年齢、運転する理由や場所など、人によって全く違うので危機察知能力を養うのは簡単ではありません。
そういう意味でも今回の特徴を是非参考にして下さい。
最終兵器はドラレコ
ドライブレコーダーは現代の車社会で身を守る最終兵器と言えます。
ニュースでも見かける事が増えましたが、取り付ける事で安心感が全く違いますし、最近は低価格で優秀な物が多く出回っています。
しかしその目的は、万が一の時に相手の落ち度を証明する物なのでしょうか?
私は【自分の運転の正しさを証明する物】だと思ってます。
映像や音声を見るだけで正しさが証明されて説明不要。
何も恥じる事が無い(ノリノリで歌っている場合は除く)
万が一の時でもこういうドライバーで在(あ)りたいですね。
最後までご覧いただいた方に良い一日を!
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