ケーキ屋さんに行くと綺麗にデコレーションされた商品が並んでいますね。
もちろんパティシエやプロが作った物は完成度が高いのですが、そこまでの高いクオリティを求めずパッと見がそれなりのクオリティなら意外と自分で作れちゃいます。
今回はパッと見がそれなりのクオリティに見え、比較的優しいデコレーションを紹介します。初めての人やデコレーションが難しいと思っている人に合うデコレーションなので参考にして下さい。

デコレーションの基本
デコレーションの基本はと聞かれたら、私ならこう答えます。
「線(直線・曲線)が綺麗で均一である事」
あくまで「絞り袋を使ったデコレーション」に限ってですが…
ではこれは何を指すかと言うと、
【線が綺麗】
絞った生クリームに付けた線が直線でも曲線でも全て規則的に描かれている
【均一である】
絞った生クリームの大きさや幅が均一
という事だと思っています。
いきなり少しハードルが高いですね?
デコレーションのやり方はたくさんありますし
ひとそれぞれ意見もあると思います。
今回は「パッと見がそれなりに見えるクオリティ」がメインなので
まずは【線が綺麗で均一に見えやすい】絞り方をご紹介します。
絞り袋でのデコレーション
肝心要になる柔らかい生クリームを立てます。
絞り袋に生クリームを入れたら中の空気を抜く為にちょっと勢いをつけて絞って下さい。
次は試しにお皿に絞ってみましょう。
生クリームを絞ってお皿に平仮名の「の」の字を書いて下さい。
次は平仮名の「つ」の字を書いてください。
上手く出来たら実際のケーキに絞ってみましょう。
右利きの人の場合、右手に絞り袋の上部(縛った部分)を持ち
左手を添えるようにしてして持ちます。
添える左手は、絞り袋に触れる面積が大きいほど
生クリームに手の温度が伝わりボソボソになってしまいます。
なので指先と親指の付け根で支えるイメージで添えて下さい。
絞る角度は30度~40度くらいで絞ると絞りやすいです。

スプーン1つで簡単過ぎるデコレーション2選
次は言い方が良くないのですが「素人技」で作るデコレーションです。
1つ目はこちらです。
柔らかい生クリームでコーティングした後、
スプーンの背で生クリームをすくって
スプーンをケーキに軽く当てましょう。
全体的に不規則にスプーンを当てるだけでもデコレーションになります。
ポイントは生クリームが柔らかく、スプーンを当てて離して角が立っていればOKなのでとてもお手軽です。
では2つ目はこちら。
画像はスパテラという器具を使っていますが、スプーンでも同じ様な模様を付けられます。
やり方はスプーンの背の部分に生クリームを軽く付け、付けた部分を軽く擦り付けるイメージで全体を1周します。
【注意点】
- 右利きの場合、左手にケーキの土台を持って作業する方がやりやすいです
- 同じく右利きの人の場合、スパテラやスプーンの右側中心にクリームを付けると塗りやすいです
- 使う生クリームは1枚目同様に柔らかい物を使って下さい
- 1周した最後の部分は、上に向かってスプーンを抜くと模様がどの面も同じになります
デコレーションのコツ
デコレーションのコツは数学と同じかも知れません。
簡単に言うと「早く正確に」なのです。
パティシエが手際よくデコレーション出来るのは身に付いた卓越した技術があっての事ですが、生クリームがデリケートで温度の変化に弱いという事を知っているからです。
家庭で作るケーキも基本は同じで
デコレーションに時間を掛けると途中から掌の温度でボソボソになってしまいます。
とは言え一朝一夕でプロの技は身に付きません。
まずは比較的簡単な「の」の字や「つ」の字を使ったり、スプーンを使ったデコレーションをぜひ試してみて下さい。
デコレーションが上手くいかない方のヒントになれば嬉しいです。
最後までご覧いただいた方に良い一日を!


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